NEDO Special Lecture NEDO特別講座とは

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2050年のカーボンニュートラル実現をめざし,大きなポテンシャルを持つ洋上風力発電に期待が寄せられています。しかし,洋上風力発電の約8割が北海道,東北,九州に集中しているため,大消費地まで大容量の電力を長距離にわたって送電する必要があります。そこで,長距離送電においてコスト面,輸送効率,運用の柔軟性や系統安定度面で利点を持つ高圧直流(HVDC: High Voltage Direct Current)送電が有力な技術の一つとして注目されています。

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では,2015~2019年に「次世代洋上直流送電システム開発事業」,2020年から「多用途多端子直流送電システムの基盤技術開発」が実施され,多端子直流送電システム実現のための研究開発が進められています。

一方で,わが国における直流送電システムは,新旧の北海道本州間連系設備や紀伊水道直流連系設備,飛騨信濃周波数変換設備等に実績は限定されており,関連人材は必ずしも厚いとはいえず,直流送電技術の人材不足が洋上風力発電等の導入拡大に足かせとなるのではないかとの懸念があります。

本特別講座は,東京都市大学,徳島大学,東京科学大学が共同で,上記の「多用途多端子直流送電システムの基盤技術開発」(コアプロジェクト)に資する組織横断型の直流送電技術や,関連する電力系統用パワーエレクトロニクス技術の研究教育拠点(特別講座)を形成し,当該技術分野における①人材育成講座の実施,②人的交流等の展開,③周辺研究の実施を一体的に行っているものです。

本ウェブサイトは,国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業(JPNP06046)の結果得られたものです。

NEDO特別講座(NEDOプロジェクトを核とした人材育成,産学連携等の総合的展開)

https://www.nedo.go.jp/activities/AN_00011.html

多用途多端子直流送電システムの基盤技術開発

https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100183.html

洋上風力発電からの多端子直流送電

多端子直流送電の機器構成

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